2019年11月18日月曜日

インボラの可能性

インボラ、つまりインボラアップグレードは、航空会社の都合で行われるアップグレードです。客の立場では予期せず上のクラスに乗せてもらえるので、嬉しい話です。しかし航空会社にとっても必ずしも損ではなく、合理的理由があります。

インボラが発生するということは、飛行機の座席数より乗客数が多いことを意味します。通常、予約しても搭乗しない客は一定数いるのでこれらを見越して多めに予約を受けます。大概は読み通り収まるのですが、読みがはずれることもあります。こうした場合に、上のクラスに空席があれば、そこに下のクラスの乗客を乗せてトータルで全員乗れれば御の字なわけです。空席のまま飛ばしても1円にもなりませんし、座席が不足して乗れなくなった客には当然補償をする必要があり、何らかのコストが発生します。

では、誰が上のクラスに移動することになるのでしょうか?昔は身なりの良い人、行儀の良い人などとも言われていましたが、今はそれは多分ほぼありません。
予約システムが自動的に当選者を決定しています。基準は明確で、マイレージ会員のステータスの高い順です。ステータスの高い順にアップグレードしていき、それでも足りない場合は普通運賃など高い運賃を払っている順になります。

それでもなお足りない場合は、カウンター職員の裁量で身なりのいい人、お行儀の良い人となる可能性もありますが、きわめて少ないと言えます。

ちなみにインボラされる可能性がほぼゼロという人もいます。
団体、グループの旅行者
ベジタリアンなど特別食を注文している人

グループの場合、一部の人だけアップグレードしたらトラブルのもとですし、特別食は当日その場で用意はできません。なのでこうしたケースは、確実に対象外となります。たとえステータスがあったとしても、です。

最近は、空席予測もわりと正確になってきていて、インボラの確率はきわめて低いです。期待するだけ無駄と思って間違いありませんが、ふっと意外なときにあったりします。

私の最近の事例
2019年2月 
JALプレエコでジャカルタ往復時、往復ともビジネスにインボラでした。プレエコ自体は直前までガラガラだったので、エコノミーでインボラが発生し、繰り上げ当選になりました。エコノミーは混雑して、上級クラスはガラガラだったということのようです。そのせいか、この路線は一部の便でプレエコが廃止され、エコノミーの座席数が増加したようです。

2019年3月
キャセイでプレエコ予約していましたが、機材変更によりプレエコのない機材に。その際ビジネスにインボラ。搭乗日より3ヶ月も前にインボラが決まるという珍しい事例でした。そのせいか、予約クラスもプレエコEからビジネスIに変更され、アップグレード客ではなく、ビジネス客になりました。マイル加算時にビジネス扱いでの加算でした。

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